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口頭

浅海生物を指標とした津波堆積物の認定

鎌滝 孝信; 藤原 治*

no journal, , 

本講演では千葉県館山市に露出する完新統沼層を例に、津波堆積物とその上下の地層にみられる化石群に着目し、その形成過程と古地震学的意義、そして、津波による内湾域の侵食量の評価に関して論じる。ここで観察される貝類化石層は大きく4つのタイプに分類することができる。すなわち、(1)平常時内湾泥底化石群,(2)イベント掃き寄せ型化石群,(3)急速埋没応答型化石群、そして(4)粗粒底質応答型化石群である。これら、(1)から(4)の順を経て、また(1)へと戻る化石群の変化は、津波イベントによる底質の攪乱や改変に伴う生物の棲み場所の変化を反映して形成されたものである。このように、浅海性生物の産状を指標とすることで、津波堆積物の認定をより確実なものとすることができる。「(3)急速埋没応答型化石群」の存在は、内湾域における津波の侵食作用による底質の侵食量が、海底面から数cm程度であることを示す。また、二枚貝化石の産状は、津波イベントによる底質の侵食量を評価する際の有効な指標となることが明らかになった。

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